だいきです!
最近プログラミングをやったことがない人にもプログラムを作成できるとして注目されているノーコード開発ですが、Googleもノーコード開発ができるプラットフォームを提供し始めたようです。その名も「App Sheet」現在プラットフォームが出来たばかりでなかなか情報が少ないようなので情報を載せていきたいと思います。
AppSheetってどんなものなのか、使う際のメリットデメリットについても投稿していきたいと思います。
AppSheetとは何か?
Googleでの説明を見ながら説明します。
コーディングの経験がなくても、誰でもモバイル アプリケーションおよび ウェブ アプリケーションを構築できる、 コード不要の開発プラットフォームです。
AppSheetの概要より
https://support.google.com/a/answer/10100275?hl=ja
プログラミングって何?といった方にも直感的にアプリを作成できる開発サービスになります。
ここで言うアプリケーションというのはiphoneやipadなどのモバイル向けのアプリになります。
ですが、ウェブアプリケーションという記載もある通り見た目はモバイル向けなのですが、ブラウザなどで開いてみることができるマルチプラットフォームにも対応しています。
そのため、簡単なアプリケーションを一度作成してみたいという方にはピッタリなサービスとなっています。
データベースについての知識がないという方も、本サービスではデータベースの代わりにスプレッドシートを用いて開発を行います。そのため間接的にデータベースについての理解も深めることができます。
開発ツールはすべて英語で記載されているため、開発を行う際は自動翻訳などを使用したりGoogle翻訳を使うことで日本語での開発ができます。
細かい部分の説明については後日記事を書きますので、参考にしていただければと思います。
※この記事は2021年7月に書いたものになります。記事をご覧いただいている時点では仕様が変更になるなどで改善されている場合があります。
AppSheetでできること・できないこと
実際にシステムを作成するにあたって、できることとできないことを知っていないと、作成している作ろうとしていた機能がAppSheetでは作成ができないということになって途中で投げ出してしまうことになりかねません。
使ってみる前に、AppSheetではなにができて、何ができないのかをここで理解していきましょう。
AppSheetでできること
まずは箇条書きでできることを記載していきたいと思います。
- 簡易的なモバイルアプリの作成
- カレンダー表示
- 簡易ダッシュボードの表示
- GoogleMapより地図を表示
- フォームでの情報送信
- 情報を絞り込んで表示させる
- バーコード読み取り
- CSV取り込み
- PDF出力
- スプレッドシートでのデータ管理
- データベース連携
- API連携
- チャット送信
- GASを起動
- タップされた際にアクションを起こす etc…
思いついたままにできることを書き殴った形なのですが、大まかにこんなところかなと思います。
その他、できるのかわからないものがあれば英語で検索することで出てきやすいかなと思います。
実はスプレッドシートだけでなくデータベースの連携も対応しているため、スプレッドシートでの作成に慣れてきたら変更して実装してみるといいかもしれないですね!
AppSheetでできないこと
同じくこちらも箇条書きでできないことをまとめていきたいと思います。
- アプリ下のメニューバーのサイズを変更する
- 画面ごとに文字の大きさ、フォントを変更することができない
- テンプレート以外の細かい画面構成
- スプレッドシートの行自体の削除
- 複数のRowデータの送信
- フォーム入力時の制限(英数入力など)
- 待ち時間の作成
- 時間を用いた自動画面更新
結構これ重要な役割でしょ…みたいなものができないです。
大きく分類すると2つです。1つ目が細かい画面構成の変更が出来ません。2つ目が時間を用いた処理ができません。
1つ目の細かい画面構成の変更ができないという点ですが、基本的にテンプレートを修正しながら画面を作成していくことになります。テンプレートの外に部品を追加するといったこともできないため、テンプレートにないものは基本的に作成できないと思ったほうがいいです。
ですが、テンプレートの中の部品を削除することはできるため、なくして作成ができるのであれば問題ないかと思います。
2つ目は時間を用いた処理ができません。例えば一定時間操作ができないとTopページに戻るなどの処理や、画面から何々秒たったら次の画面へ移動するなどです。
そのため、ヒューマンエラーなどの対応がうまくできません。基本的には標準的なwebサイトと同じように何か操作がなければ動けないアプリケーションになります。(webサイトは自動遷移とかうまくやれますけどね)
まとめ
AppSheetは、短時間で見栄えも機能もしっかりとしたモバイルアプリケーションを作成することができます。ですが、細かいところに手が届かないサービスであると思います。
この位置に新しくこんな感じのボタンを追加したい!
この文字だけ大きくして、こんな色に変えたい!
こういった要望が出てくると思いますが、AppSheetでは、こういった細かい修正を行えません。
そのため、細かい修正が必要なものであればHTMLやCSS、JavaScriptを用いてきちんとしたものを作ったほうが要望に近いアプリケーションの作成ができるようになると思います。
ですが、手っ取り早く簡易的なアプリを作成したい場合、また、プログラミングというものにも触れたことがないけれどwebアプリやモバイルアプリの作成を行ってみたい!という方はものすごくいいサービスだと思います。(私が学生の時に出てくれればこれで勉強できたのに…)
ぜひこれからもAppSheetについての記事も書いていきますのでよかったら参考にしていってください。
GASについての記事も書いています。よかったら参考にしてみてください。
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