【API】プロトコルの実装に必要な基本事項
APIプロトコルとは
API(Application Programming Interface)は、異なるソフトウェア同士がデータや機能をやり取りするための仕組みです。
APIプロトコルを適切に実装することで、安全性と拡張性を備えた堅牢な通信を実現できます。
本記事では、API開発において必ず押さえるべき基本事項を網羅的に解説します。
RESTful API の理解
REST(Representational State Transfer)は、最も広く採用されているWeb APIの設計思想です。
RESTful APIでは以下のように、リソースをURIで扱い、HTTPメソッドを利用して操作します。
GET /users
POST /users
PUT /users/123
DELETE /users/123
シンプルで拡張性が高く、さまざまなサービスで標準的に利用されている方式です。
安全性を担保する認証方式
外部へ公開するAPIには、適切な認証仕組みを導入する必要があります。
不適切な認証は情報漏洩や不正アクセスの原因になります。
代表的な認証方式は次のとおりです。
- APIキー認証:軽量かつシンプル
- OAuth 2.0:大規模サービス向けの高セキュリティ方式
- JWT(JSON Web Token):トークンベースで扱いやすい
サービス規模や用途に応じて最適な認証方式を選択しましょう。
レスポンス形式の設計
APIレスポンスは、クライアント側の処理性を大きく左右します。
一般的には次の形式が使用されます。
- JSON:軽量で扱いやすく、最も一般的
- XML:厳密な構造が必要なシステムに適している
推奨されるレスポンス形式はJSONです。
また、ステータスコードやメッセージを含めることで、クライアントが状況を判断しやすくなります。
{
"status": "success",
"data": { "id": 1, "name": "sample" }
}
エラーハンドリングの重要性
APIでは予期しないエラーが発生する可能性があるため、統一されたエラーレスポンスを提供することが重要です。
よく使われるHTTPステータスコードの例は以下のとおりです。
- 400:クライアントエラー
- 401:認証エラー
- 404:リソース未検出
- 500:サーバーエラー
エラーもJSON形式で返すと、クライアント側の処理が簡潔になります。
{
"error": "Invalid request",
"code": 400
}
バージョニングの運用
APIは長期間使われるため、後方互換性を保ちながら機能追加が求められます。
よく採用される方式は、URLにバージョン番号を含める方法です。
GET /api/v1/users
GET /api/v2/users
バージョニングにより古いクライアントアプリを破壊せずに更新できます。
レート制限(Rate Limit)の導入
過剰なリクエストや攻撃的なアクセスを防ぐため、レート制限は重要です。
APIの安定性とセキュリティ向上に効果があります。
例:1分間に最大100リクエストまで など。
まとめ
APIプロトコルを正しく実装するためには、REST設計、認証方式、レスポンス設計、エラーハンドリング、バージョニング、レート制限など、多くの要素を総合的に考える必要があります。
これらを適切に組み合わせることで、安全性が高くスケーラブルなAPIを構築することができます。
参考情報
OpenAPI Specification(外部サイト)
REST API Tutorial(外部サイト)



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